6年前に買ったBTOのゲーム用PCがあるが、意図せぬ再起動を繰り返すようになった。これでは何をするにも不便極まりない。一部パーツを換装しつつ今日まで苦楽を共にしてきたがもう限界かもしれないということで、大幅にリニューアルすることにした。
今回もBTOでプロに組んでもらってもよかったのだが、グラボやドライブ類は使いまわしたかったのと、いい感じのケースを好きに選びたいなどの都合があり、手前で揃えることにした。これはその戦いの記録である。
購入編
本プロジェクトに割り当てられた予算は15万円である。マザーボード一式と、電源とケースを買い替えることにしたが、ゲーム用PCが求められているので性能面での妥協は許されない。特に筆者は最近VRに熱を上げており、同界隈ではレンダースケールとフレームレートからの厳しい要求が絶えない。前者が不足するとあらゆる視界が地上波アナログ放送になり、後者が不足すると首を傾けただけで激しい酔いが発生する。この世界では低スぺに夢を売ってはくれないのだ。
話がそれたので元に戻すと、まぁ要するに良いやつが欲しいということだ。いくつかの試行錯誤があったが、結論から言うと下記の順番で購入リストを作成した。なお、アフィリエイトリンクは後でまとめて貼っておくので安心して読み進めてほしい。
- CPU -> Intelで一番いいやつ -> Core i7 7700K
- マザーボード -> CPUが乗るやつで良さそうなチップセット -> Z270
- ケース -> Corsairで気になっているやつ
- 電源 -> 相性問題が無いように同社の1000W
- CPU -> リテールクーラーが付属しないので、相性問題が無いように同社のそれ
- メモリ -> 残り予算でマザーボードと規格が合う最大サイズ
自作PCのブランクが長いので、あまり攻めずに同じ会社の製品で揃えてしまった。アキバに行く時間もなかったので全部Amazonで買えたのが非常に助かった。
準備編
今回OSの再インストールは行わないため、WindowsのアカウントをローカルアカウントからMSアカウントに移行した。よくわからないが、こうすることでアカウントを継続して使える??らしいのでやっておいた。スマホにアプリいれて2段階認証とかややこしい感じ。
ただ、最終的に起動までいってそのアカウントでOSにログインはできたが、ライセンス的にはダメだった。無効なプロダクトコード扱い。元のBTOのPCがOEM版のWin7でそれをWin10までアプグレしながら使っていたので、OSと紐付いている部品買い替えたらそりゃダメですよねー、と。結局追加でOS代27kが発生し、予算がその分オーバーした。
あとは失敗時のためのHDDのバックアップと起動ディスクの作成、新旧比較用にベンチマークをとってみたりした。
組立編
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一見ホコリが被っているように思われるが、これはそういう演出である |
まずは古い方のPCのケーブルを全部外した。このときはまだ外が明るくて、昼食後に一服してさぁやるかという時間帯。
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ケーブルが束になっているのがプロの技で、そのままなのが後付け部品 |
古い方のPCの側面カバーを外した。もとからあったBDドライブと後付けのグラボとSSDを外して使いまわす。
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開封動画も撮ろうと思ったが、目的を見失いそうなのでやめた |
おもむろに購入品を並べて撮影。文化です。
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両側のパネルが開くので床が見える |
新旧ケースを左右に並べてみる。新しい方はExtended-ATX対応のフルタワーなので大きい。
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マザボのクイックガイド |
取扱説明書にはYouTube解説動画へのQRコードが載せてあって時代を感じた。
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マザボはよく分からなかったので色で選んだ |
マザーボード着。
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小型六角ボルトに遭遇して、レンチがなく、ホムセンにダッシュというくだりがあった |
CPUクーラー着。
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フロントパネルはファンとLEDになっているので、端子類は天板に |
CPUクーラーのファンとラジエーターは天板に装着(画像左の見切れてるのがそれ。
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「この封印を解くと、寿命と引き換えに性能が手に入る」と記されている |
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外した |
古いPCからグラボを移植。
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SSD2台 |
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BDDとHDD3台を追加 |
HDDなどを装着。マザボのSATA端子が6個なので全部埋めた。ケースのドライブの装着感に何とも言えない良さがあって、非常に簡単に美しく収まる。裏面にケーブルを這わせる機構も素晴らしく、素人が適当にやってもファンに干渉したりしないので安心感がすごい。良いケースかと。
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どこにも刺さらない |
この4ピン端子がなぜか余るので、用途がわからず数時間苦しめられた。ファンの電源をまとめる端子らしい。
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ノーコメント |
フロントパネルや電源など全て接続した。
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正面から撮影するとなぜかイケメンがオーバーレイされるので斜めから。左下は調理器具 |
サイドパネルを閉める。アクリルなので透ける。
そして部屋の電気を消して、PCの電源を入れると...!
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光る |
光る。
ただ、家には照明もあるのでここまで明るい必要はなく、このままでは色々と不都合も多かろうということで調整した。
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現実的な調整 |
PM 3:00くらいから始めてAM 4:00頃に完了したので作業主の生産性の高さがうかがえる。
性能編
3D MarkのTime Spyでのスコア。約11%増。
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旧PC 3417 |
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新PC 3808 |
あと、これは完全に個人的で主観的な覚書だが、Unityで雑にMMDをVRで観るみたいな用途だと旧PCは3体動かして色々エフェクト切りつつRender Scale 1.0でFPS 45出ないときもあるという感じだったが、新PCだと5体動かしてエフェクト盛りつつRender Scale 1.6でFPS 90いけなくもないという感じなので、CPUバウンドな処理はそれなりに改善したといえそう。
広告編
特にケースが満足度高い。
結びに
私はこれでもう少しAVAができそうです。
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